一般社団法人兵庫県電業協会

青年部会 平成15年度の事業実績記事

公開講演会開催  ~篠田傳氏(㈱富士通研究所)を迎えて

平成16年3月2日、神戸国際会館において公開講演会が開催されました。
今回講師としてお招きしたのは、㈱富士通研究所・フェローの篠田傳氏です。篠田氏はプラズマディスプレイの開発において先駆的な役割を果たし、その技術は現在のプラズマディスプレイのスタンダードとなっています。開発にまつわるエピソードはNHKの「プロジェクトX」でも昨年に取り上げられて放送され、大きな話題となりました。
講演会ではまずこの「プロジェクトX」(第116回、「プラズマテレビ 愛の文字から始まった」 平成15年6月放送)を放映しました。開発にあたってのエピソードが映像で詳しく描かれており、参加者の中には涙を流している人も見受けられました。
その後に篠田氏に改めてお話をしていただきました。開発に至る経緯や原理、その後病気を乗り越えてわずかな人数で画期的な製品を作り出すまでの苦労など、興味深い話をたくさん聞くことが出来ました。また、「技術には愛が必要」 「開発は自分の子供を見守るようなもの、途中でやめるわけにはいかない」
「夢を捨てたら、自分でなくなる」といった示唆に富んだお話も多く、技術者であると同時にロマンチストでもある篠田氏の生きる姿勢に深い感銘を受けました。

株式会社富士通研究所のホームページ

講師の篠田傳氏
(㈱富士通研究所・フェロー)。
 
 

講演会は、まずプロジェクトXの
上映された。
感動で涙する参加者の姿も。
 
 

会場には100人を超える参加者が集まり
篠田氏の示唆に富んだ講演に
熱心に聞き入っていた。

兵庫県県土整備部まちづくり局設備課との懇親座談会

私たち電気工事の業界側と、行政の担当者との垣根を少しでも低くして、少しでもコミュニケーションの向上を図ろうという趣旨で毎年実施されている懇親座談会が、例年より時期を早くして、平成15年11月21日(金)、神戸市のラッセホールにて開催されました。兵庫県県土整備部まちづくり局設備課から、久井課長をはじめ初参加の方を含め、7名をご来賓としてお迎えすることが出来ました。
 
前半は、久井課長にご挨拶いただいた後、「県施設省エネルギー化可能性調査」について松永主任技術専門員よりご講話を頂きました。続く後半の懇親座談会では、今年も全体を4つのグループに分けた上で2部構成としましたが、テーマは統一してずばり「あなたの満足度」。 仕事の面でもプライベートな面でもそれぞれに満足度の意味合いは異なり、他のメンバーの意外な話が披露されるなど、すぐに各グループで談笑の輪が広がりました。満足度について語ろうとするとおのずと不満足についての話題も避けて通れず、こちらも話が盛り上がった大きな理由のようです。
 
全体的にくだけた雰囲気の中でコミュニケーションを深めることができ、参加者からは今回も「打ち解けた雰囲気で懇親を深めることができた」と言った声が多数あがって、恒例の行事として定着した企画となりました。

松永主任技術専門員による御講話。
 

和やかな雰囲気の中で懇談出来るのが

この会の魅力だ。

省エネルギーと環境に関する勉強会

平成15年10月27日神戸市のラッセホールにおいて、昨年に引き続き「省エネルギーと環境に関する勉強会」が開催されました。エネルギーに携わる業界として環境問題がこれからの都市開発・都市づくりにどのような影響を与えていくのか?と言う事を主眼に、会員自己啓発事業として企画されたものです。
第一部では、(財)ひょうご環境創造協会の環境アドバイザー派遣制度を利用して、講師に大阪大学大学院工学研究科環境工学専攻の澤木昌典助教授をお迎えし、「環境共生時代の都市づくり」をテーマにご講演をしていただきました。
ご講演では、省エネルギーと言うことだけではなく様々な住環境を考えたこれからの都市のあり方から、ヨーロッパ、アメリカで現在行われている事例をもとに持続可能都市の説明を具体的にわかりやすく解説いただきました。また、澤木先生が現在取組んでおられ、私たちにも身近な「尼崎の森構想」の状況では、行政・市民・事業所が協働した活動のご紹介もあり、新しい都市づくりの形がごく身近なところでも着実に進んでいる事を実感する事ができました。世界的な動きから私たちの地元に関わる話まで、大変貴重な意義のあるご講話でした。
休憩をはさみ、第2部では今回の勉強会に先立って青年部会で行った第2回の「省エネルギー」に関するアンケートの結果報告があり、その後第3部として全体の討議を行いました。
前回はグループに分かれての討議を行いましたが、今回は座席をロの字に配して全員が一同に参加できるスタイルを試みました。討議には、澤木先生・オブザーバーといたしまして県土整備部まちづくり局設備課、企画管理部管財課、健康生活部環境局大気課、環境政策課の県の職員の方々にもご参加いただき、「理想の環境」「環境問題」「都市づくり」をキーワードにそれぞれについて討議を約1時間行いました。行政・事業所としてだけにとらわれず、ある時は一市民としてのご意見も頂きました。行政からの意見もとても参考になるお話が聞くことができました。
討議後は勉強会全体のご講評を参加して頂いた各課の職員の方にして頂きました。今後も省エネ・環境という視点でアンケート、勉強会、見学会などを実施したいと思っておりますので、ご協力の程よろしくお願い致します。

講演の澤木昌典助教授。
 
 
 

質疑応答も活発に行われ、
関心の高さがうかがえる。
 
 

第2部、第3部ではご覧のような
レイアウトで、全員の顔を見ながらの
ディスカッションとなった。

初めての家族交流会

平成15年8月24日(日)、多可郡黒田庄町にある「東はりま日時計丘公園」において、「夏の家族交流会」と題してバーベキュー大会が開催されました。青年部会発足以来、初めての会員のご家族、ご友人の方々との交流を深める試みということもあり、最初は皆さん少々緊張気味の面持ちでしたが、炭をおこし、肉や野菜を焼くという共同作業を進めるうちに、ここそこに輪が生まれ、会話に花が咲き、最後には参加者全体が一体となり笑い声が絶えませんでした。
本来はご家族の方々に対し日ごろの労をねぎらい、お父さんぶりをフルに発揮するという目的もありましたが、大活躍していただいた奥様も大勢いらっしゃいました。
食後は暑さも忘れて子供たちの川遊び、公園内の散策など大変充実した休日を過ごしていただけたように思います。

ボランティア活動報告

7月19日(土) 西宮市の兵庫県立こばと聾学校にて毎年恒例の「夏のつどい」が開催され、青年部会から、合田部会長、菊池副会長はじめ、渉外委員会から森本、岸森、砂田、藤井の計6名が、ボランティアで参加させていただきました。私たちの役割は、主に会場警備と後片付けでした。警備の範囲を昨年よりひろげ、安全対策等に十分配慮され、会を運営されていました。
当日は昨年同様、快晴にめぐまれ、会場には父兄の方をはじめ、卒業生や地元宝塚高校ブラスバンド部の皆さん、そして武庫川女子大の先生やボランティアの学生さん等あわせて500名ほどが来場され、盛大に会がとり行われました。会場にはフランクフルトやお菓子、アイスコーヒーなどのお店も数多く準備され、ブラスバンド演奏や卒業生による和太鼓クラブの太鼓演奏、宝釣りゲームやあてものなど、もりだくさんで、生徒のみなさんもお父さん、お母さんと一緒に、とても楽しい一日をすごされていました。生徒さんたちの本当に楽しそうな笑顔がとても印象的でした。最後は全員で盆踊りをしてお開きとなりました。
とても暑い一日でしたが、教頭先生はじめ各先生、そして父兄の皆様からは、感謝やねぎらいのお言葉をいただき、閉会の時には電業協会青年部をしっかりPRしていただきました。今回で青年部としては2回目の参加となりますが、学校側からは心強いボランティアという位置付けで心から信頼していただき、来年以降もぜひ宜しくお願いいたしますとのお言葉を頂戴いたしました。十分な事はできなかったかもしれませんが、こばと聾学校様や小さい生徒さんたちのために、私達の活動がすこしでもお役に立てましたこと、参加者全員大変うれしく、充実感で一杯です。 渉外委員会としましても今後の活動に、今回の経験を活かしていきたいと思います。
参加された皆様、一日本当にご苦労さまでした。(渉外委員長 藤井洋平)

兵庫県立こばと聾学校のホームページ

卒業生による和太鼓の演奏。
 
 

今回は青年部会から6名が参加。
主として会場周辺の警備にあたった。

ボーリング大会開催

 交流事業の一環として、平成15年7月4日、ボーリング大会が開催されました。
会場のROUND 1 三宮駅前店に集結した青年は24人。開会式が終わると早々に6つのレーンに別れ、直ちに競技が始まり、熱戦が展開されました。
その結果、上位3人が1点差で並ぶと言う大接戦を制して、河野真也さん(カデックス)が優勝となりました。スコアは136/171の計307点。ちなみに準優勝は193/113の計306点で菊池憲史さん(住友電設)、3位は143/162の計305点の三宗健太郎さん(六興電気)という僅差の勝利でした。

日はまだ明るいけれど、
仕事を忘れて懇親の投入。
 

優勝の河野真也さん(カデックス)、
スコアは136、171の計307でした。

第5回通常総会開催

第5回通常総会が、平成15年4月17日、神戸市勤労会館において開催されました。
挨拶に立った合田部会長は、新年度の事業方針として省エネルギー対策への調査・研究と、ボランティア活動への更なる参画を強調。目先にとらわれない、次世代を見ながら行動できる青年部会の利点を、あらためて会員に呼びかけました。また、当ホームページのリニューアルにも触れ、情報発信機能が付加された点などを重ねて強調しました。
続いて審議に入った議事では、平成14年度事業報告・収支決算、及び平成15年度事業計画・収支予算のいずれも満場一致で承認されました。
総会終了後は、会場を「維新號 點心茶室」(神戸国際会館9階)に移して恒例の懇親会が開催されました。兵庫県県土整備部まちづくり局設備課より久井課長をはじめとする幹部職員、大阪電業協会青年部会より沖野会長及び福田副会長、そして兵庫県電業協会から多数の理事をご来賓にお迎えし、静かな熱気に満ちた会となりました。

総会で挨拶に立つ合田部会長。
 
 
 

懇親会で祝辞を頂いた兵庫県県土整備部まちづくり局設備課久井課長。
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